続・パンスターズ彗星_20160728
C/2014 S2(PanSTARRS), 2016/07/28.4912UT, 4*60s, 20cm f/4.0 Newtonian, Nikon D7000 ISO6400, 1/2 Cropping, mag=15.8(SI7)
こちらのパンスターズ彗星も、撮影時の高度17度。C/2013 X1 は少し薄明の残る中での撮影だったけど、こちらは日没位置に近かったので、ちょっと待って撮影した(20:45頃)。
なので、倍の60秒露出して辛うじて写った程度。やっぱ低空は厳しい。秋や冬なら、もっとマシなんだろうけど。
9P/Tempel 1, 2016/07/28.4816UT, 4*30s, 20cm f/4.0 Newtonian, Nikon D7000 ISO6400, 1/2 Cropping, mag=14.7(SI7)
実は C/2013 X1 と C/2014 S2 の間に 9P も撮影してた。撮影時刻順なら、こちらを先に書くべきなんだけど、C/2014 S2 は思い入れがあったので順番を前後させちゃった。
こちらは撮影時の高度が28度くらいあって、少しはマシだった。
スグ下にあるモヤッとしてるのは、NGC5203銀河(14.0等)。そのスグ近くの右斜め上にある15.96等星までは確認できたけど、16.46等星は写っていなかった。そのくらいの空なので、彗星はなかなか厳しい。
やっぱ、彗星は秋~冬のモノですね。寒いけど。
先日ベランダでダメダメだった M101 で色々やってみた。
コンポジット後 (ISO6400, 8*60s, ダーク処理、フラット処理済)
銀河とかは、こんな感じで処理してる訳です(この後、トリミングしたりする)。
レベル調整とかする前、お肌の綺麗な事... 色々やると、やっぱ荒れますね。
彗星は、コンポジットしたりメトカーフコンポジットしたり(恒星が流れて写る)した後、レベル調整、トーンカーブ調整して、トリミングして、印を書き込むって感じ。コンポジットしてレベル調整したくらいの段階で光度測定もしてます。
で、Excelで撮影開始と終了時刻と1回あたりの撮影時間から、撮影中心時刻を求めて、JSTからUTCに変換したのをブログに書いてる訳です(2016/07/28.4912UT とか)。
こっちが UHC フィルタを追加して撮影したもの。ピント、ズレまくってるけど、空がそれなりに暗ければ、それなりに写るっぽい。コントラストは改善してるようにも見えます。真っ青なので、モノクロにして処理する事になるけど。撮影時間は4倍(60s->240s)。
これが撮ったままの Abell39 惑星状星雲。こいつは、物凄く淡いようなので、普通にLPR-Nだけだと分からなかったかも。やっぱ、UHCフィルタは青っぽい惑星状星雲にはスゴく効くようなので、マジメにやってみたい気もするけど、モノクロになっちゃうのが...
ISO6400 240s 無加工
ステライメージのベイヤー・RGB変換のカラーフィルタを自動にするとこんななっちゃうのでモノクロぢゃないとダメだなと思ってたけど
手動・ハニカム(BGRG)ってのにしてみたら、多少普通な感じになった。ここを試行錯誤してみると面白いかも?
ハニカム系だと変にならない。ベイヤー系だとダメってのが分かった。ちょっとマジメに試してみよう。
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