これは何ですか?いよいよ
ZWOって書いてあるような気がする...
中身。ASI1600MC-COOL と、付属品。USB3.0ケーブルは2mくらい。USB2.0の短いケーブルが2本入ってたけど、これは使わないだろう。
ケーブルはもっと短いかな?と思ってたので、3mのモノ(黒い方)を別調達してたんだけど、どっちも結構太くて硬い... USB3.0 のTypeA-TypeBってあまり選択肢がない...。とりあえず、3mのケーブルでも無問題で動作(パソコン側はUSB2.0でOk)。
細いケーブルだと、USB2.0の2.5mまでしかなさそうだけど、太いUSB3.0より細いUSB2.0の方が扱いやすいかも知れない。
テストなのでカメラレンズ付けてたけど、ホントはこんな感じでレデューサかコマコレクタと接続する。
心配してたUSBからのバスパワーだけど、カメラとマウスが同時に動作した。ここにRS-232C変換コードも挿して AdvancedVXも制御したいのだけど、まだそこまでは確認できてない。
ただ、ここは、USB2.0なので、本当は、USB3.0をUSB3.1 Type-C変換コネクタ付けて、別ポートで使って、このUSB2.0-Hubは、マウスとRS-232C変換コードだけにしたい。
ASi1600MC-COOLのドライバとSharpCapは星見屋さんのホームページにあるURLから事前にダウンロードしてインストールしておいた。
カメラにシガーライターから給電するとクーラーが起動する。温度が下がる様子をグラフで見る事もできるようだけど、この機能はほぼ不要。室温の28℃から0℃まで下がるのが数分なので、いつ冷えるかな?とか待つ必要は無さそう。赤道儀で導入してる間に指定温度まで下がりそう。
SharpCapのパラメタ設定が良く分からないけど、ここは実際の星を見ながら調整する必要がありそう。
SharpCapのCamera Control Panel の Capture Format and Area が出力ファイルのピクセル数をフォーマットを指定して、 Camera Controls で感度や露出時間を調整する感じ。
実際に撮影するには、メニューバーのStart Capture をクリックして、Configure Capture ダイアログを出して、Number of Frames に撮影枚数を指定して Start すればいいっぽい。
撮影中は画面右下に緑色のProgress Bar が表示される。
Captureフォルダ配下に開始時刻のhh_mm_ss形式でフォルダが出来て、fitsファイルとセッティング情報のテキストが出力されてた。
その fits をステライメージに取り込んでベイヤーRGB変換しようとしたのだけど、自動が不可なので手動で色々選んでみたら、ベイヤーGRBGが一番近い色になった。
けど、色のバランスが変。色々確認してみたけど、木々の緑色が茶色になる以外はあまり変ではないっぽい。葉緑素の色だけ選択的にどうにかなってる?
キャプチャしたfitsファイルをステライメージで処理してみたけど、なんか変。Fitsファイルなので取り込み直後はモノクロなので、ベイヤー・RGB変換。この時、ベイヤー(GRBG)を選択しないと変な色になる。うう~む。ここは、かなり悩みそうな予感。
ステライメージでベイヤーRGB変換する時のホワイトバランス調整で、画像の最小値を減算のチェックを外して、ガンマ値を調整すると、普通っぽくなった。
パソコンをバッテリ駆動させて、マウスとカメラをUSB2.0-Hubのバスパワーで動作させても無問題。ASI1600MC-COOLのカメラ本体はあまりバスパワーを要求しないらしい。もちろん、冷却は別に電源供給必須(そもそも冷却装置のLEDが点灯しない)。
SharpCapでキャプチャする時、ツールバーにある ObjectNameを指定すると、その名前でキャプチャ画像のフォルダが作成されるので、撮影対象名を指定しておくといいかも。
部屋から夜景を撮影してみた。50mmレンズでガラス窓越しなので、色々アレだけど、変な色ではないっぽい。植物の緑以外は無問題な感じ。これはゲイン0で10秒露出。夜景だと明るすぎるので、ゲインを上げると白くなってしまう。
で、出力する時に撮影データがテキスト出力される。
[ZWO ASI1600MC-Cool]
Debayer Preview=Force GRBG
Pan=292
Tilt=220
Output Format=Fits files (*.fits)
Binning=2
Capture Area=3492x2640
Colour Space=RAW16
Hardware Binning=Off
High Speed Mode=On
Turbo USB=80(Auto)
Flip=None
Frame Rate Limit=Maximum
Gain=0
Exposure=10
Timestamp Frames=On
White Bal (B)=99
White Bal (R)=50
Brightness=122
Gamma=50
Temperature=32.2
Cooler Power=0
Target Temperature=0
Cooler=Off
Auto Exp Max Gain=300
Auto Exp Max Exp=30
Auto Exp Max Brightness=100
Mono Bin=Off
Subtract Dark=None
Display Brightness=1
Display Contrast=1
Display Gamma=1
なんか、WindowsのIniFileみたいな書式ですなぁ...
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おお、
外濠が着々と埋まっていく様子を見て
まもなくだと思っていましたが、
ついに来ましたね、新兵器!
ファーストライト期待します♪
投稿: あぷらなーと | 2016年8月10日 (水) 12時52分
来ましたよ、師匠ッ!
で、ファーストライト記事を今まで書いてました。今夜0時解禁です(なんだそれ)。
いやぁ、色々びっくりです...
投稿: けむけむ | 2016年8月10日 (水) 12時59分
とうとうアップされましたね♪おめでとうございます!
(もう既に買ってあったんでしょ?)
目のレンズも新しくなったことだし、いろいろ楽しみですね。
ところでカラーCCDとモノクロCCDの選択は迷わなかったですか?
なんかモノクロが主流みたいな感じで、皆さんLRGB合成とかしているようですが、よくわからない世界の話なんでそれぞれのメリットがわかりません。
モノクロの感度がいいぐらいの認識しかないんですが、カラーならわざわざ合成しなくてもいいんじゃね?って素人の疑問です。
投稿: カメラde遊ing | 2016年8月10日 (水) 13時15分
クリックはしてたんですが、諸般の事情で昨日到着しました。
ので、周辺機器から入荷してたっつー、ある意味正しい状態でした。
モノクロの方が感度がいいので、高感度でフィルタ使って撮影して合成ってのが主流なんぢゃないかな?と思います(詳しくは知りません)。
メインは彗星になるので、RGB別に撮って合成すると、色がずれた像が並ぶっつー悲惨な事になるので、最初からカラー一択でした。
動かないのをじっくり撮影して観賞用写真を目指してる方はフィルタを使ってじっくり撮影されるのではないかと思います。
で、カラーで撮影しても、コピーを作ってモノクロ化して、キピキピに加工したのと、カラーのまま彩度を上げまくったのを合成すると、派手派手盛り盛りの出来上がりです。
投稿: けむけむ | 2016年8月10日 (水) 13時27分
M27のファーストライト拝見すますた〜、良さげですねぇ〜。早くコバルトブルーの彗星の尾の写り具合が見てみたいです。
投稿: モンドシャルナ | 2016年8月10日 (水) 16時08分
良さげです~。試行錯誤で操作しましたが、それなりに撮影できました。明日のブログネタです (^o^;
慣れないと気が付いたら、動画を撮影してたりします...
デジカメと比べ、性能・操作性は圧倒的です。さすが専用カメラです (^o^)
コバルトブルーのシッポを出しそうなのは、1年後のジョンソン彗星(C/2015 V2)ですかねぇ...
投稿: けむけむ | 2016年8月10日 (水) 16時47分
そうですね、ジョンソン彗星が6月に6〜7等になりますね。初めて太陽に近づく彗星で、絶対等級も4.6等なのでかなり期待できそうです。
投稿: モンドシャルナ | 2016年8月10日 (水) 18時28分
ですです。
2017/05/26の金曜日で新月の日に、22:55に南中して、6.8等級、なんと高度85度っつー、これ以上ないくらいの好条件ですね。
きっと、大勢がこぞって撮影しまくりですね (^o^)
投稿: けむけむ | 2016年8月10日 (水) 18時45分
C/2015 V2 Johnson より一ヶ月ほど早く C/2015 ER61 PanSTARRS の方が拝めそうですね。両方共6~7等になるようです。絶対等級は Johnsonの方が明るいですが PanSTARRS の方が近日点が近いのでこちらの方が尾が伸びるような予感。
投稿: モンドシャルナ | 2016年8月14日 (日) 02時00分
C/2015 ER61 ですか。これはノーマークでした。ありがとうございます。
年末くらいになって来たら撮影できそうですね... 近地点が近いとなると、細いシッポが長く伸びるかも。
投稿: けむけむ | 2016年8月14日 (日) 04時31分