ZWO ASI294MC Pro Scond Impression
日曜の夜、オフアキのテストしてみた(おかげで風邪っぽい (-_-;
日没直後の市民薄明なら短時間でいいだろうと思ってたら、そんなことなくて、180秒露出。APT の Flat Aid は優秀だけど、何度か露出して適正な明るさを求めるので、意外と時間かかる。
で、どんどん暗くなるので、こんな事に...
ASI1600MC-Cool : GRBG に対して、ASI294MC Pro : RGGB なので、そこを間違えると、『なんちゃってSAO合成』してしまう。
ベランダからで、濁った晴天だったので、比較できないけど、劇的に感度が向上した感はない。ただ、像がシャープになった気はする。
ガイド星が丸くない。結構な楕円。ガイド星に使わなかったけど、
なんじゃコリャ?に変形してるのもあった。プリズムは遠慮した位置にセットしてたけど、これをギリまでズラして確認してみよう。
こんな事書くと、順調にチャッチャカ進んでるっぽいけど、そんな事全然なくて、オフアキ難航中。APTからディザリング制御しようとすると、ガイド不良を検出しまくって、 Abort するので、全然撮影できない。
しょうがないので、急遽、1600mm -> 1200mm に難易度を下げる。けど、事象解決せず。
何か設定を間違えてる気がする... まずは、ガイド星が丸く見えて欲しいなぁ...
こんな感じで、ディザリングすると撮影できなかったので、ディザリング無しで撮影したのが最初の M27。
露出時間は、300秒。Lowest Read Noise で Gain = 390。ASI1600MC-Coolと比べて、光害のあるベランダでも長時間露出出来てる(だからと言って淡い部分が出てる訳ではない)。
ただ、ディザリング無し、フラット無しでダーク処理して16枚コンポジットしただけだけど、縮緬は出てない(目立っていない)。
結構炙ってみた。縮緬も出ないし、ディザリングしたかのように滑らか。諸々のノイズが減ってるのが影響してる気がする。
厚かましくグイグイ押し込んだらカブったので、ちょっと戻した。
星でカブりを確認しようとしたけど、よく分からない。ココは昼間調整するが吉。
で、ガイドがうまくいかないのは、ガイド側の星像に問題がある気がするので、確認してみた。ちょっと風邪っぽいし、明日は出張なので、部屋で BLANCA-70EDTを使ってテスト撮影。
BLANCA-70EDT にレデューサ付けて北極星付近でピント合わせて
カメラを回転させたけど、下側は多少改善してるけど、やっぱ変。多分、こんな感じで下側の星を使ってガイドして 伸びた像を PHD2 が移動量異常と誤認し、 APT が Abort したんだと思う。
原因切り分けで、ガイド側カメラを ASI120MM から ASI385MC に変更するも事象は同じ
以前、のりきゅう先生がオフアキのプリズムがズレてたって記事があったと思ったのでプリズムを確認したけど正常っぽい。見えない部分を確認するために外してみる。すげー小さいネジを回す。
老眼ぢゃなくても、この作業は厳しいと思う。ハズキ的なモノを装着して作業した。プリズムに異常なし。
次に怪しいのは、OAG と ガイドカメラの間に入る T2 5mm エクステンダー。こいつの加工精度が悪くてカメラが斜めになってるってのが、すっごい怪しい気がした。
ってな感じで、ココは手に負えないので、ショップにヘルプしよう...
【追記 2018/11/06 06:11】
オフアキの星像は丸くなくても、正しくガイドできるとのコメントをひでさんに頂きましたが、ショップさんからも同じ回答を頂きました。
挙動が敏感になり過ぎないようにパラメタ調整の必要があるとのことで、APT と PHD2 のログを確認して頂けるようですが、PHD2のログは "PHD2_GuideLog_YYYY-MM-DD_HHMMSS.txt" のようで、こちらは見つかったけど、APTのログがどんな名前でどこにあるか回答待ち
【追記終わり 2018/11/06 06:11】
週末晴れたら、吉無田高原でガイドスコープ使って撮影だぁ!(オフアキ無くても、とりあえず困らないので、じっくり進めよう...)
※記事確認しながら思ったけど、プリズムをガイド側へ導いてる中空の金属棒(?)が傾いてるのかも知れない。あれは片側から締める構造なので、遊びが大きいと斜めになるかも知れない...
« ZWO ASI294MC Pro First Impression | トップページ | ZWO ASI294MC Pro Third Impression »
「天体写真」カテゴリの記事
- GS-200RC + x0.75RD 試写(2018.11.30)
- これは何ですか?(2018.11.28)
- ZWO ASI294MC Pro Sixth Impression(2018.11.25)
- ZWO ASI294MC Pro Fifth Impression(2018.11.24)
- マックホルツ-藤川-岩本彗星_20181123(2018.11.23)
「ASI294MC Pro」カテゴリの記事
- GS-200RC + x0.75RD 試写(2018.11.30)
- ZWO ASI294MC Pro Sixth Impression(2018.11.25)
- ZWO ASI294MC Pro Fifth Impression(2018.11.24)
- 急遽ベランダでゴソゴソ ⇒ APT いつの間にか Gain設定ががが(2018.11.22)
- ゲーレルス第2彗星_20181110(2018.11.13)
「オフアキシス」カテゴリの記事
- GS-200RC + x0.75RD 試写(2018.11.30)
- これは何ですか?(2018.11.28)
- ZWO ASI294MC Pro Sixth Impression(2018.11.25)
- ZWO ASI294MC Pro Fifth Impression(2018.11.24)
- 急遽ベランダでゴソゴソ ⇒ APT いつの間にか Gain設定ががが(2018.11.22)
コメント
« ZWO ASI294MC Pro First Impression | トップページ | ZWO ASI294MC Pro Third Impression »
いい感じじゃないですかー‼️
PHDのグラフをみると、もうちょっとは
追い込めるのではないかと思いますが?
いま自分が使ってるオフアキはビクセンのもので
今は手に入らないレアなものです。
ずいぶん前にネットで探し回りました。
プリズムがいま話題のOAGより
3倍近くは大きいと思います‼️
ここ、秘密兵器なとこです😆w
OAG9も持っていますがやはりプリズムが小さいので
使ってないです😆
投稿: ひで | 2018年11月 5日 (月) 23時22分
えええー、これで普通(?)なんですか?
PHD2単体だとガイド出来なくはないので、撮影できるには出来たのですが、ディザリング出来ない状態です...
投稿: けむけむ | 2018年11月 6日 (火) 01時10分
星像の悪さは何でしょうね?
鏡筒の周辺像がよろしくないのでしょうか。レデューサーとか入れてます?
C9.25に0.63のレデューサーを付けた時に、カメラ画角外の周辺収差がすごくて似たような感じになってました。
素のC9.25では周辺収差に困ることなく、星像は丸に近いです。
レデューサーを入れる時にこの問題が分かっていたので、コマコレ兼用のものを探し回って購入しました。
高かったですが、、、おかげで、星像に関しては不安がないです。
投稿: のりきゅう | 2018年11月 6日 (火) 08時43分
レデューサ入れてます。けど、GS200RCは入れても入れなくても大差無かったです。
セレストロンのオフアキは、もっと良かったような気もします。
ギリギリを攻めてみます。
と、PHD2のパラメタを確認して、APTは、撮影中断させない設定に変えるか許容量を増やしてみようと思います
投稿: けむけむ | 2018年11月 6日 (火) 08時51分
なるほど、オフアキも色々と大変ですね。
我が家のオフアキはまだ冬眠から覚めてくれません。このままでは覚めないまま冬になっちゃいそうです。
今のうちにけむけむさんの記事で勉強しておきます!
投稿: あぷらなーと | 2018年11月 7日 (水) 12時11分
オフアキは、プリズムの大きさ(大きい方が良さそう)と周辺像が、結構効きそうな気がしてきました。
ごっついセレストロンのオフアキの方が扱いやすかったような...
色々とガイドスコープとは異なるスキルが必要みたいです。ガイド用CMOSの方が小さくなるので
焦点距離的には、ガイドカメラの方が長くなります... ガイド側にレデューサ入れるとか、マジメに検討したいです...
投稿: けむけむ | 2018年11月 7日 (水) 13時25分