ZWO ASI294MC Pro Third Impression
ASI294MC Pro は、どんな写りだろうか?ココ、興味ある人も多いと思うので、ベランダ放置でメジャー天体を撮ってみた。
基本データ
BLANCA-70EDT (70mm F6) + 0.8 RD = 336mm(F4.8)
ASI294MC Pro (Gain=390(Lowest Read Noise), Temp=0゜C, Exp=300sec.)
ZWO OAG Guide by ASI120MM
NGC6960, 薄明終了頃から16枚。なので、周囲のマンションなどの灯りがキツくて淡い部分は無理
M31, 22時過ぎなので、少し良くなったものの光害はまだまだ激しい。16枚。80分なのに、赤プチが少し見える(気がする)。赤はASI1600MC-Coolと同等か、より以上に出るっぽい。
M33, 0時頃。かなり光害は減った頃。寝るので28枚放置。140分露出だし、空もかなり暗くなったので、赤プチも良く出てる
M42, 02:30~ 32枚、二度寝放置で朝を迎えるって完璧な計画。画像処理が下手なので中心部サチってるように見えちゃうけど
実は、Gain=390, Exp=300s でもサチってない。中心部をcropしてみた。ココはASI1600MC-Cool より明らかに強い
上の2枚(周辺強調と中央サチらせず)をコンポジットして、赤っぽくしてみたら、こんな感じ。ネタが強いので、好き勝手に出来る
ここまでの例、画像処理は、ダークとフラット(市街地フラットしたらフラットにならなかったので、結局 FlatAide に助けて貰って)、レベルと彩度調整をちょっとやっただけ。
画像処理がすごく楽になった。
今回は、336mm なので、1600mmとは条件が違うけど、APT でココを 0.70 -> 2.50 に緩くすることでガイドエラーによる撮影キャンセル(Abort)は減った。数回発生したけど強風だったのが原因と思う。強風だったので、大きな鏡筒は無理と思って、小型屈折を使った。
ガイド星は彗星のような形だったけど、ちゃんとガイドしてくるみたい。星のプロファイルは、まるでおうしRV型変光星...
ピンボケだけど、撮影機材はシンプルになってる。ファインダーは鏡筒の前方向が軽くなるので、バランスウェイト代わりにつけっぱにしておいた。
ASI294MC Pro の性能、圧倒的。すっげぇ。
ベランダ放置で、鼻歌まじりでテキトーに処理しただけで、ここまで出来た。
周辺像が結構アレなので、フラットナー使ってみたい... あああ、手が勝手にッッ!
いかん、また、宝くじ当てなきゃ...
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ああ、なんとよく写ること!
裏面照射型であることはもちろんのこと、個人的には14bit駆動のADCと、もともとHDR用の設計で有る点が寄与して、高輝度がサチらない所が激しく羨ましいです。
特性の異なるカメラの使い分けってのも楽しそうで良いですなぁ。
投稿: あぷらなーと | 2018年11月 8日 (木) 22時46分
裏面照射の高感度はあまり感じませんが、サチらないのは、ハッキリ体感できます。
と、ノイズが少ないので、炙りたい放題です。ディザリングしなくても縮緬出そうな雰囲気が無かったです。
投稿: けむけむ | 2018年11月 9日 (金) 00時25分